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石坂貴美講師を迎えての第四回勉強会メモ公開2016-3cマイクロファイナンス利用者のサービス利用戦略-マイクロ医療保険調査を基に-」

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事業成果物概要

去る3月26日、金融包摂の重要性を啓蒙するために活動している社会デザイン学会ファイナンシャル・インクルージョン研究会は、石坂貴美 日本福祉大学社会開発研究センター客員研究所員に講師を依頼し、第4回目勉強会を開催。

石坂氏は、バングラデシュにおいてマイクロ医療保険を提供する中堅NGOであるIDF(Integrated Development Foundation)を対象に調査を実施し、①医療費カバー率、②保険に対する意識に関するデータを収集。今回は同調査から明らかになった主要点を紹介。講師プレゼン後、辻顧問のコメントならびに出席者との意見交換を実施。
●石坂講師は、「顧客にとって、現在の医療保険はないよりましという認識ながら、顧客は、医療保険に着目して融資借入先を変更したり、貯蓄とのバランスを考慮し、途中引きおろしできないが金利の高い長期積立預金は以前の融資先を維持し、同時に引き出し可能な緊急口座への貯蓄も行う等、それぞれ個々のニーズを踏まえ戦略的に金融サービスを組み合わせていることが認識できた」と説明。そして、顧客にとってのマイクロ保険の問題点は、選択肢が少なく主体的な選択ができないことであり、マイクロ保険を提供するMFIへの提言として、①サービスの改善(低い知識の改善と医療費カバー率の改善)、業界全体でのリスク・プーリング、業界を超えた連携(国民保険制度との連携等)を挙げた。
●コメンテーターを務めた辻顧問(埼玉大学教授、CGAP経営委員長)からは、これら課題克服のために、マイクロ医療保険に関してマイクロ保険ネットワーク(事務局ILO) から発せられた10の提言を解説するとともに、バングラデシュにおける保険分野のJICAの取り組みを紹介。

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講演録

事業成果物

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石坂貴美講師を迎えての2015年度第四回FI勉強会実施報告

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