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黒柳英哲講師を迎えての第五回勉強会メモ公開2016-8b「ミャンマーのマイクロファイナンス最新事情とIT化による貧困削減インパクト」
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事業成果物概要 |
去る8月21日日、金融包摂の重要性を啓蒙するために活動している社会デザイン学会ファイナンシャル・インクルージョン研究会は、リンクルージョン株式会社代表取締役 黒柳英哲氏に講師を依頼し、第5回目(2016年度第一回)勉強会を開催。
黒柳氏から昨年4月に創業し、現在は、ほとんどミャンマーを拠点に事業している。1つはMF機関を相手に経営管理システム(MIS)の開発と導入、それに付随するSPMの導入や、MFIと社会的投資機関や企業をつないで事業形成している。MFIのパートナーシップに、関心のある企業にどのような事業デザインでつなぐかのコンサルティングもしている、として現在のミャンマーのMF市場を巡る状況や、自社パートナーが開発したMISであるJBrainの可能性ならびに今後の事業展開について説明があり、出席者との間でも活発な質疑が交わされた。 コメンテーターの辻顧問からは、ミャンマーは、今も集会・連帯保証システムの旧グラミン方式を採用しているMFIの古典的システムを運用している国で、金融サービスは融資が中心であったが、ミャンマーにおいても貯蓄の重要性が増している、MF事業の効率を追求するだけでなく、社会的業績(Social Performance)のデータ収集のコストをできるだけ安くすることが課題であり、黒柳氏のインフラ整備の取り組み(SPを載せたMIS)は素晴らしい可能性を持っている。デジタル化やビッグデータにも対応して、ビジネス展開を考えているにも注目したい、として今後の業務の発展に期待を表明。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
講演録
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事業成果物 |