事業成果物名

2015年度福祉車両助成 ケアマネージャーの重要性。

団体名

事業成果物概要

ケアマネージャーの重要性。

当方は、居宅介護支援を行っている事業所であるが、 最近、ケアマネージャーの職分というのが、幅広くなり、 範囲が拡大してきているような感じを受ける。 これは、高齢者の独居生活者が増加していることと連動して いるともいえるのではないだろうか。
特に息子や娘などの肉親が遠方に生活している時は、 直ぐ近くにいるケアマネージャーが良き相談相手でもあり、 支援・援助を要請しやすいからであろう。 その分ケアマネージャーの労働が過重にならざるを 得なくなる傾向にある。例えば急に具合が悪くなると、 医師ではなくケアマネージャーに電話などが来るケースがあり、 救急車の手配、病院への付き添いなどが、特に独居のケース、 発生してくる。
 また、肉親以上に利用者の人生に入り込まざるを えない側面があり、それだけにケアマネージャーの業務は 非常に重い一面がある。どこで一線を引くのか 悩ましい問題である。
そして、現場はシリアスな局面があり、 ケアマネージャーとしては、自らが明るく、 楽しい雰囲気の職場創りを行い、ストレスに陥らないように みんなで注意しあい、助け合っていくことが必要だろう。

最近の事例でその業務の一例を上げたい。
 地方に嫁いだ娘さんが、独居の母親を、夏休みの期間だけ でも地方に引き取りたいが、家の事情で、同居ができない のであるが、何とか方法はないものかと相談があった。
ケアマネージャーは、その地方の介護施設をパソコンで調査し、 シュートステイとかをその家の周辺で調査し、 短期的に預かってくれる施設を探しだし、 電話やメールで交渉し、介護保険を活用できる方法にて、 施設を確保した。
本人、家族の方から大変喜ばれたことは言うまでもない。 結果的に、本人、家族ともその施設が気に入り、 本人は最終的にその地方に移住された。

ケアマネージャーは、楽しみながら地方の施設を パソコンで探し、先方と交渉し話をまとめた。 大変、人助けになる仕事をして、ケアマネージャーも 満足いく仕事をしたことになる。
また、最近の話であるが、一人暮らしの認知症が少しある 利用者が家を出て散歩に行き、方向感覚を失い迷子になった。 運よく警察のパトカーにて発見され、警察署に保護された。 これもケアマネージャーに警察から連絡が入り、 引き取りにいき、自宅まで送り届けた。 娘さんがいるのだが、遠くの地方に嫁いでおり、 連絡をしても動きが取れない事情にあった。 身元引受人の仕事もケアマネージャーの仕事になってきている。
等などいろいろなケースがある。 ケアマネージャーの仕事はいよいよ重要になってきている と言えると思う。

黒潮の流れに

数を超越した孤高の気風の持ち主で、単なる追従・漂泊の民 ではない。干渉せず、多元性を尊重して土地に縛られない。 われら日本人も国家と文化と伝統の神髄を、黒潮の民として 民族の源流である南方との関わりの中で、そろそろとりもどし たいものだ。

黒潮文明論  稲村公望

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

事業成果物名

 メディカルゆうの支援 

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