事業成果物名 |
2017年度 水中ロボットコンベンション ~海と日本プロジェクト~(海と日本2017) 事業報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
平成29年8月25日(金)から27日(日)の3日間、表記のコンベンションを国立研究開発法人海洋研究開発機構横須賀本部にて開催しました。
例年通り、一般競技部門であるフリー部門とAUV部門、それにジュニア部門の計3部門を実施し、それぞれ6チーム、6チーム、7チームで延べ350名以上の参加者がありました。今年度も多くの補助を受けることが出来たため、中高生参加者に対しては制作費の支援と、遠方からの参加者に対する旅費の支援を行うことができました。また、ジュニア部門の機材を提供することができました。 ジュニア部門では今年も中学生を対象とした水中ロボット工作教室を開催しました。学習効果を高めるため、事前に材料とマニュアルを配布し、組み立ててから参加するように要請しました。参加者は電子回路、コンピュータ、機械工作、水中での力学など、様々な分野の学習を行うことができました。大会初日は、指導員からの指導を受けて,各自の水中ロボットを完成させました。2日目には、完成した水中ロボットを使ってゲーム形式の対戦を行い、水中ロボットの楽しさを味わいました。 フリー部門には中高校生チームが3チーム参加するなど、水中ロボットにチャレンジする年齢層の拡大が感じられました。 2日目午前には昨年に引き続き水中ロボットセミナーを開催しました。参加者数は70名以上でした。講師として、海洋研究開発機構の月岡調査役と中谷研究員、東京海洋大学の近藤准教授(日本水中ロボネット会員)を招きました。月岡調査役は、海洋調査の歴史、海洋調査が難しい理由、海洋観測技術には信頼性、運用性、整備性等を複合的に考慮できる専門性の高い人材が求められることを紹介、中谷研究員は、無人で広域・高速での海底マッピングをミッションとするShell Ocean Discovery XPRIZEに挑戦しているTeam KUROSHIOの現状紹介、近藤准教授は、海洋生物の調査や養殖漁業、水中文化遺産調査分野での水中ロボットの活用に関する紹介がありました。後述するように、参加者からの評価もとても良く、海洋と水中ロボットに関する関心と理解を深めて頂けたものと思います。 2日目午後には水中ロボコン参加者によるワークショップを開催し、全参加チームがそれぞれの作品の特徴やアピールポイントを紹介し、技術的交流と人的交流を行いました。3日目には水中競技を行い、それぞれの作品の出来映えを競いました。これまで通り、単に製作した水中ロボットによる競技を行なうだけでなく、どのようなコンセプトでロボット開発を行ったか等のプレゼンテーションの重要性も体験してもらうことができたのではないかと思っております。 本イベントの成果を評価する指針の一つとして、ジュニア部門とセミナーの参加者にアンケートを実施しました。その結果多くの参加者から良い評価を頂くことができました。本イベントを開催した目標が十分達せられたものと思います。主なアンケート結果を下記に示します。 今年は、新たに神奈川県にも後援に加わって頂きました。少しずつではありますが、賛同者を増やすことも出来ていると考えております。これもひとえに、多くのご共催・ご協賛・ご後援・ご協力団体の支えと、映像配信などにご協力頂いたボランティアの皆様、参加をしてくださった皆様のご協力のおかげと心から感謝を申し上げる次第です。今後も参加層を拡げてレベルを向上させながら、海洋技術を支える人材育成に貢献できるよう、発展的な継続をしていきたく考えおります。今後なお一層のご支援とご協力を賜りますようにお願い申し上げます。 以下は成果物とその概要です。 助成事業完了報告書:日本財団に提出した報告書です。 「水中ロボコン in JAMSTEC 17」公式ガイドブック:参加者用ガイドブックです。 水中ロボコン’17 参加ロボット一覧(プレゼンテーション資料):ワークショップで利用した資料です。 ‘17水中ロボットコンベンション in JAMSTEC ~海と日本プロジェクト~ 開催報告書:共催団体等に提出した報告書です。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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