事業成果物名

2017年度宿毛市沖の島・鵜来島および宿毛湾沿岸域調査報告書

団体名

事業成果物概要

本調査報告名:宿毛市沖の島・鵜来島および宿毛湾沿岸域調査
対象:沖の島 鵜来島 宿毛湾沿岸域の住民
内容:漁業や暮らし、歴史、文化、資源等

本調査では、宿毛湾沿岸域における海洋教育に資する資源(漁業や暮らし、歴史、文化、その他資源等)を次代に残すことを目的とし、文献調査、現地視察、住民へのヒアリングを実施した結果を記録する。
本調査の対象地とした宿毛湾は、瀬戸内海・豊後水道と太平洋からの黒潮の流れが混ざり合う、豊かな漁場であるとともに、戦前は軍港としても栄えた天然の良港である。宿毛湾沖合に位置する、高知県唯一の有人離島である沖の島・鵜来島は、足摺宇和海国立公園に指定されており、手つかずの自然と昔からの文化が残っている。これらの島が属する宿毛市は、江戸末期から明治・大正・昭和にかけて日本の政治経済を動かした偉人を数多く輩出したことでも知られている。大隈重信とともに、立憲改進党や早稲田大学の前身である東京専門学校を設立した小野梓、明治維新の志士として、その後は政治家や実業家として活躍した竹内綱、自由民権運動の中心的役割を果たし、現在の宿毛市片島の発展の礎を築いた林有造、など枚挙にいとまがない。
四国西南端という、都市部からの時間距離が遠い不利な立地条件ながら、水産業や海運業などの面では有利な条件を有する宿毛湾において、この地域の資源を見つめなおすことは、他地域と比べ複合的で、厚みのある海洋教育を促進することにつながると考えられる。
文献調査は、宿毛市史、学校史(鵜来島小中学校による「我が母校鵜来島」、弘瀬小学校による「わが故郷土佐・沖の島」)、その他宿毛市教育委員会や郷土史家の著した文献、高知新聞アーカイブスなどを用い、歴史の事実関係を把握することに力点を置いた。
現地調査では、沖の島・鵜来島、宿毛湾沿岸部で海に携わる方々のお話を聞き書きし、その内容を取りまとめた。

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事業成果物種類

報告書

事業成果物

事業成果物名

2017年度宿毛市沖の島・鵜来島および宿毛湾沿岸域調査報告書

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