事業成果物名

2018年度第2回FI研究会公開勉強会「金融包摂における新たなイノベーター×ディスラプターとの連携手法とは? CGAPイベント参加報告」概要報告2018-4c

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事業成果物概要

去る6月30日、金融包摂の重要性を啓蒙するために活動している社会デザイン学会ファイナンシャル・インクルージョン研究会は、JICAジェンダー平等・貧困削減推進室の大石航平氏を講師に迎え、公開勉強会を実施しました。別添の研究会概要(大石氏プレゼン、辻埼玉大学教授(JICA客員専門員、前CGAP経営委員会議長)の解説ならびに質疑の概要)および大石氏作成プレゼン資料(無断転載禁止)参照願います。趣旨は以下のとおりです。
(趣旨)2018年2月16日~17日、貧困者支援協議クループ(CGAP)は「Innovators, Disruptors, and Reformers: Working with the Private Sector to Promote Financial Inclusion」というラーニングイベントを開催し、実際に金融サービスを提供するFenix等の革新的プレイヤーをゲストに招き、CGAP関係者や他の出席者との間で議論を行った。金融サービス分野には最近のモバイルネットワーク企業(MNO)やフィンテック企業等の参入にとどまらない革新的で創造的破壊者でもある様々なプレイヤーが参画しようとしている現状と見通し、問題点等について、同会合に出席した大石氏から次の3項目の議論の主要点について情報共有が行われた。
① 従量課金制(pay-as-you-go system)のソーラーホームシステム(Solar Home System)や灌漑システム(Drip Irrigation System)
② 農業バリューチェーンとの連携による小規模農家の金融包摂の推進
③ スーパープラットフォームが金融包摂にもたらす影響。
モデレーターの辻教授からは、新規プレイヤーとの立ち位置についてCGAP内部でどのような議論が行われてきたかに加え、貧困者それぞれに適した金融商品をカスタマイズするためにはデータの活用で取引コストを下げ、更に行動データをデジタル化することで顧客の信用履歴を蓄積し、そこに新たなプレーヤーがビジネス機会を見出すことで貧困層の金融包摂を促進する効果も期待できるとのコメントがあった。出席者からは顧客保護の部分でそのような議論が展開されたのか、をはじめ興味深い質問があり、講師、コメンテーターとの間で活発な質疑が交わされた。

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事業成果物種類

講演録

事業成果物

事業成果物名

2018年度第2回FI研究会公開勉強会「金融包摂における新たなイノベーター×ディスラプターとの連携手法とは? CGAPイベント参加報告」概要報告

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事業成果物名

2018年度第2回FI研究会公開勉強会プレゼン資料(無断転載禁止)

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