事業成果物名 |
平成30年北海道胆振東部地震に関わる支援活動報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
当法人では、平成30年北海道胆振東部地震に際し、Wellbe Design足湯チームを結成し、札幌市立大学の教職員からなる足湯チームと共に胆振3町での被災者の支援活動を行ってきました。
1.実施内容 ■2018年9月24日より、認定NPO法人レスキューストックヤードと連携し、むかわ町の避難所で足湯活動を実施している。その後、同様の活動を行う12の団体と共に、10月8日に北海道足湯隊を発足し協働のもと支援活動にあたっています。 ■活動における現地との調整や、足湯活動の方法などについては、被災直後から現地入りし、他被災地でも足湯活動を含めた生活再建の支援を行っている認定NPO法人レスキューストックヤードに、北海道足湯隊のアドバイザーとして関わっていただき、定期的なアドバイスをもらい、実践してきました。 ■活動場所は、胆振3町(厚真町、安平町、むかわ町)の避難所や仮設住宅の談話室とし、避難された方や、仮設住宅の入居者、在宅で避難している方に対し、足湯や手のマッサージを行うことで、心身へのケアに取り組みました。 ■また、足湯と共にお茶会スペースを設け、被災者の方々がゆっくりとお話できる空間を用意することで、新たなコミュニティ形成の場になったと感じています。 ■被災された方と足湯を通しながらコミュニケーションを図ることで、生活する上での不安や身体状況の変化をお聞きし、その声を“つぶやき”として記録し、必要に応じて、町の保健師や、社会福祉協議会の職員と情報共有することで、その後の新たな被災者個々に対する支援活動の展開に反映されています。 ■その他、現地での活動以外に月1回の合同ミーティングを行い、活動者同士で状況共有を図っている。現在では、各町主催のイベント企画、住民組織の企画、支援者同士の企画とのコラボを行うなど、長期的な支援活動へと発展しています。 2.活動実績 1)活動者人数 20名(延べ73名) 2)活動回数 33回(日) 3)提供人数 約300名 ※2018年9月24日~2019年3月31日まで 4)ミーティング 計5回開催 ・2018年10月31日 第1回足湯隊合同ミーティング(参加者22名) ・2018年11月29日 第2回足湯隊合同ミーティング(参加者15名) ・2019年01月21日 第3回足湯隊合同ミーティング(参加者18名) ・2019年02月20日 第4回足湯隊合同ミーティング(参加者16名) ・2019年03月20日 第5回足湯隊合同ミーティング(参加者11名) 3.活動の成果 ■活動当初は、避難所の活動が主だったため、対象者からは住宅被害の状況や、身体状況の変化、今後の生活の不安について、お聞きすることが多く見られた。11月以降は、仮設住宅での生活が始まり、元々他地区で生活されていた方達との生活に対し、住民同士の関係性の構築に悩みを抱える方や、冬季の仮設住宅の使用方法に悩みを抱えている方が表れていた。こうした、避難所から仮設住宅へ生活拠点が変わっていく中で、見受けられた生活課題については、町の保健師に伝えることで、被災者個々に対する支援活動に反映することが出来た。 ■北海道足湯隊に加盟することで、当団体を含め多種多様な12団体が協働して被災地支援に関わることができた。また、福祉の専門性の高い団体が多かったこともあり、それぞれの専門的視点から見える被災地の課題や気付きについても、現地の行政や社協と共有することでその後の支援につながった。 ■定期的に活動を継続することで、各地域の被災者の方に顔を覚えてもらうなど、足湯活動に参加するリピーターの方が増えてきている。足湯活動の場を通して、久しぶりに顔を合わせる住民の方もおり、住民同士の交流の機会になっていると感じている。 |
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