事業成果物名 |
2017年度 アートセンター＆カフェレストラン新設による障害者就労モデル構築事業
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団体名 |
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事業成果物概要 |
事業内容詳細：就労継続支援B型・生活介護事業所の開設（新築）
・土地 甲賀市より無償貸与 ・施設名称 アートセンター＆カフェレストラン「やまなみ」 ・整備場所 滋賀県甲賀市甲南町葛木877 ・面積 敷地5167.36㎡ 延床 620.74㎡ ・構造 鉄骨造 4階建て ・施設概要 店舗、調理室、作業室他 ・就労人数 約40名（B型・生活介護） （1）Café Restaurant（40席）には専門性を取得したSTAFFが携わり利用者とともに調理及び営業を行い新たな就労保障、訓練の場とする。提供するメニューは地元特産品を使用した季節限定メニューを考案する。メインメニューは「特性キーマカレー（季節のスープ／サラダ／ライス・パン）」、「特製フレンチトースト」、「特製ミックスジュース」、「特性ジェラード」、また海外から取り入れた機材、材料により本格的なコーヒー（ラテ、エスプレッソ、シェキラート等）等を中心に広く集客を見込む。その他メニューに滋賀県の各酒造と提携し地酒、地ワイン、地ビール2種を提供するほかソフトドリンクも提供する。 本格営業は2020年6月1日からとし、当面の営業時間は毎週月曜から金曜、10時～18時とする。また特化した特徴として店内ではアーティストが常備アートライブ（制作）を行うほか、作品展示、オリジナルグッズの販売を行う。 定期的にイベント開催を行いアーティストの制作風景や作品映像と音楽を融合したビジュアル効果等趣向を凝らしたレストランとしてアートの新たな発信地として、そこで過ごす人も、訪れた人も、出会いと空間を楽しむことの出来る場所、互いの存在を知り感情が動かされる場所、人が人を呼ぶ期待溢れる場所となることを目指したい。 今回の建築物を中心とした敷地内には気軽にアートや人との出会いを楽しめるよう屋外でくつろげるよう工夫し、アート作品の屋外展示台も設置した。 来館者が創造性や障害者に対する正しい知識を養う機会を提供するため、多くの人が集える広場のような存在となるよう、子どもや高齢者、障害のある人をはじめすべての人にとって居心地がよく、使いやすい施設となった。 建築物については周囲の自然環境との調和の中で、多くの方々や利用者が憧れを感じることができる、斬新でユニークな類を見ないデザイン性を備えた空間を実現した。 （2）2階、3階では世界的にも活躍する国内を代表するアーティスト約20名～30名を中心に常時制作を行う。やまなみ工房の利用者の多くは個別支援を必要とする重度のアーティストが多く、これまでの施設では落ち着いて表現活動に取り組む環境を設定することが困難であった。また環境の物理的な制約と制限により表現方法が限られることで作品制作においても十分ではなかった。アートセンターの開設はそうした課題を改善し、適切で快適なスペースでそれぞれの目的に応じた制作を充実させ、更にクオリティの高い作品を創出することを可能にする。またスペースが拡張されることが実現し、一人あたりの有効面積が更に広がり活用法も大幅に改善され、所属するアーティストが充実した環境の中で専門的な活動を行うことが出来る。 2階、3階スペースには一般の来場者が自由に過ごせるスペースを設け気軽にアーティストと交流を深め、制作風景を自由に見学できるようにする。また来場者には資料（全国のイベント情報等含む）を配布し、レクチャーを行う他、希望者を対象に制作体験やワークショップ等特別企画も検討し、幅広い世代間の方々との交流と学びの場を提供する。 2020年6月に配布資料やWEBSITEもリニューアルし情報提供を積極的に行いPRすることで新規来場者やリピーターの集客を目指す。 （3）4階では主に演劇、音楽、ダンス、パフォーマンスなどの舞台芸術のレッスンスタジオとし障害のある人の表現活動の新たな可能性に取り組む。また様々な用途を可能にするためヨガやピラティス、エクササイズが行えるフリースペースとし利用者の健康維持に努める。その他、ミニシアターとして映画上映会や地元住民や福祉従事者を主な対象に講演会やセミナー、ワークショップをはじめとした様々な企画の開催を行う予定。国内外の障害者アートやケア、福祉に関する本の閲覧を可能とし、各地の展覧会・イベント・セミナーの情報を紹介することで新たな交流の場となるよう工夫する。 2．数値目標 開設が2年遅れたことにより当初2021年であった目標を2023年度に変更し利用者の工賃向上を達成する。 国内の福祉的就労、中でも就労継続支援B型において働く利用者の平均工賃は月に13,000円程度と言われている。また生活介護においては80%弱の施設が工賃を保障しているものの、約50%は平均工賃支給月額が3,000円未満となり、10,000円を超えて支給している事業所は全国でも10%前後である。 やまなみ工房には今日現在B型に31名、生活介護に56名が在籍し、利用者の平均工賃支給額はB型で月額約5,000円、生活介護においては月額約3,000円である。この低賃金を今回のArt Center & Café Restaurant「やまなみ」を設立することにより月額平均支給額を開設3年目には6倍（B型30,000円、生活介護18,000円）を実現する。 上記の工賃収入を実現する為、カフェレストランの営業、クオリティの高いアートグッズの制作と合わせ国内外の障害のあるアーティストの作品を使用したアートグッズを取り扱うセレクトショップ（WEB SHOP含む）、既存のギャラリーを使用した展覧会開催及び作品販売、アートセンター見学者受入れ（有料）、LIVE事業を中心とした各種イベントの開催等をはじめ従来の授産事業（メンテナンス事業・古紙回収事業等）行う。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
機器・建物(写真)
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事業成果物 |
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