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【2021年度活動報告】#おたがいさまプロジェクト活動報告_6月分【復興支援】
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事業成果物概要 |
おたがいさまプロジェクト
活動報告書_2021年度_6月 被災支援ボランティア団体 「おたがいさまプロジェクト」 おたがいさまプロジェクトの2021年6月の活動報告になります。 被災者の心に寄り添うため、倉敷市真備町の仮設住宅で子ども支援や 見守り訪問などを行い、地元神戸で被災者の大切な思い出を守るため、 心から写真を洗浄しました。 ※新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底しての活動となりました。 1.現地支援活動 日時/場所 2021年6月27日 / 岡山県倉敷市真備町 岡田仮設住宅 ボランティア数 6名 対象被災者数 約20名 内容 ①子ども支援 ②見回り訪問 ③サロン活動 ④取材活動 その他 JR西日本あんしん社会財団の助成事業になります。 詳細 ① 子ども支援- 西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市真備町の岡田仮設でレクリエーションを行い、 ボランティア直筆のメッセージを添えたお菓子のプレゼントを配りました。 <活動の成果> 自主性に任したさまざまな体験をさせ、情操教育の一助となった。 ストレスの発散場所を提供、心から向き合うことで、不安や悲しみを取り除き、生きる強さに昇華させることができた。 地域住民と触れ合うことで社会性を伸ばすことができた。 普段接することのない年上の高校生や大学生のボランティアと遊ぶことによる、情操教育の一助となった。 ② 見守り訪問- 訪問活動を行い、悩みや困りごと等の聞き込み調査を行いました。 ※詳しい内容はアンケート欄を御覧ください。 <活動の成果> 一人一人違う心の問題を傾聴する事で、 悲しみや怒り、寂しさからの解放、孤独死や引きこもりなどの抑制活動を行った。 倉敷市社会福祉協議会等に情報を提供し、生活の現状や改善に役立てる一助となった。 ③ サロン活動- 住民のご好意で、集会所を開放して頂きお話や体操などを行いました。 また爪割れがひどいという方のためにマニキュアの補強液をプレゼントしました。 (換気や体調チェックを徹底したうえで行いました。) <活動の成果> 被災者同士の良好なコミュニティ形成の一助となった。 被災者の喜びや悲しみ、怒りに寄り添うことができた。 子どもイベントを同場所で行い、全世代が楽しめる場所を提供した。 免疫力向上や体力をつけてもらうことができた。 ④ 取材活動- 前回に引き続き、真備町在住の井上 由香里さん、当団体の物資支援の提供も行って いる石橋 幸笑さんから当時のお話を伺いました。 その後、被災現場のひとつである末政川にご案内いただき、当時の状況を説明していただきました。 ※取材内容をまとめHPに掲載予定です。 <活動の成果> 当時の話を記録を残す事で被災地への風化防止につながった。 防災の意識向上に役立てることができた。 取材の内容・報告全てを青年メンバーに任せることで青年育成ができた。 【西日本豪雨から3年。今だからこそ】 被災地への関心が減少し続けています。あの頃の悲しみを忘れたいという方がいる 一方で、これからの防災や減災に生かすために、記録として残す必要もあるはず。 今後、メディアで取り上げられていない被災された方の話を傾聴を続けながら発信 し続けたいと思います。 2.神戸写真洗浄 日時/場所 6月5日(土)10:00~12:00 / 青少年会館 ボランティア数 10名 受益対象者数 倉敷市真備町(西日本豪雨)約10名 / 作業枚数:140枚 支援・協力団体 真備町写真洗浄@あらいぐま岡山(作業指導等)/神戸市社会福祉協議会 セミナー登壇者 神戸市社会福祉協議会 職員 課長 藤崎 圭多朗さま、職員 北 苑子さま 内容 ①写真洗浄 ②プチ防災セミナー その他 コープこうべともしび助成 / しみん基金・KOBEの助成事業になります。 詳細 ① 写真洗浄- ※写真洗浄とは 「写真洗浄」とは、自然災害の中でも、主に水害によって汚れてしまった写真を1枚ずつ丁寧に洗浄する復興支援活動です。 具体的には、汚れてしまった写真はバクテリアが周りから浸食して白くなり、やがて写っているものが見えなくなってしまうため、水とエタノール水溶液を使って洗浄します。 この活動は、力仕事に自信がない方やボランティア初心者に向いています。 <活動の成果> 1.被災者の思い出を守り、復興支援への後押しをする事ができた。 2.写真洗浄ボランティアを世間に広める一助となった。 3.被災地ではない地域で、復興支援を行えた。 4.過去の文化財(写真)の遺失を防ぐことができた。 5.写真洗浄を通して被災地の現状を伝える事ができた。 6.被災地の現状を伝えることで、災害の風化を防ぐ一助となった。 7.地元の支援団体と協同活動することで、防災への連携強化に繋がった。 ~遠方でも出来る復興支援~ 体力には自信が無かったり遠方で行けなかったりするが、「被災地の役に立ちたい」 という多数の声を伺い、地元で復興支援が出来ないかと本企画を立ち上げたところ、 ご年配の方も含め、多少の障害を持っている方や親子連れの参加もあり十分な手応え を感じおります。※活動にあたり、写真洗浄の第一人者である「真備町写真洗浄」様 に写真提供やアドバイスを頂きました。 ② 防災セミナー- 「強い連携を目指して」 今回は神戸市社会福祉協議会の方よりご相談のあった、学生向け被災地支援ボランティア活動の一環として写真洗浄を協力して行うことになり、ご説明もかねて課長の藤崎さんと新人の北さんにお越しいただきました。 災害時にボランティアセンターを立ち上げる役目となる、神戸市社会福祉協議会の方との連携は被災地支援団体とは必須となります。 お二方には説明後、写真洗浄にご参加していただきました。 今後も活動を通じて防災・減災に強い街づくりを行っていきます。 3.情報発信(おたプロ活動配信 他) - 活動日時 6月16日(土)14:00~16:00 ボランティア数 高寄 玲未(青年メンバー)、金石夏帆里(学生メンバー) その他 コープこうべともしび助成 の助成事業になります。 詳細 YouTube / Facebook ライブ配信- 今年度の新しい広報活動として、オンライン配信活動を始めました。初めての試みで試行錯誤しておりますが、コープともしび助成様の助成金で配信機器も用意することができ、これから多くの方、特に若い方に情報を提供していきたいと思います。 <活動の成果> 1.若年層に届きやすい情報発信を行えた。 2.被災地の現状を伝えることで、災害の風化を防ぐ一助となった。 3.青年メンバーに配信を通して個々の想いを伝える場を作れた。 所感 【手を取り合って】 6月の活動は新型コロナウィルスの影響で先月と変わらず時間短縮での活動となりましたが、今回は神戸市社会福祉協議会の方と一緒に写真洗浄を行える大変意義のあるものでした。 日頃から思っている、「ボランティアをただの作業にすべきではない」という言葉を、打ち合わせ時に課長の藤崎様が全く同じお話しをして頂いた時に、胸が熱くなったのを覚えています。また今年新社会人でもある北様の、全力で取り組んでる姿を拝見しながら、災害時に最前線で戦わなければいけない社会福祉協議会に、お二人のような心ある方がいらっしゃるということに、団体としてまた一市民としてとても頼もしく、素直に嬉しく思っております。そしてそんな素晴らしい方と一緒に活動していくということに改めて襟を正し、誠実な活動を行っていかなければと身の引き締まる思いです。 【新たなメンバーとともに】 2021年度に入り、新たに青年メンバーが3人増え、団体メンバーも15人を越しました。これからもクローズドな活動ではなく様々な人が出入りしふたつの大きな目標「被災地に寄り添い笑顔をともすこと」「これからの社会を担う若い方と一緒に活動していく」というテーマを忘れずに活動していきたいと思います。 また最後に「JR西日本あんしん社会財団」様、「しみん基金・こうべ」様、「コープこうべともしび助成財団」様、ご協力いただいた「神戸市社会福祉協議会」「真備洗浄@あらいぐま岡山」様、そしてご支援頂いた皆さまや、ボランティアの皆さまに心より感謝をしたいと思います。 本当に有難うございました。 おたがいさまプロジェクト代表 大竹 活動場所被災地情報 西日本豪雨被害状況(2018年7月) 平成30年7月豪雨により、西日本を中心に、広域的かつ同時多発的に河川の氾濫、がけ崩れ等が発生。これにより、死者223名、行方不明者8名、家屋の全半壊等20,663棟、家屋浸水29,766棟の極めて甚大な被害が広範囲で発生。 岡山県倉敷市の被災状況 小田川(倉敷市真備町)では、洪水浸水想定区域と実際の浸水範囲がほぼ一致にもかかわらず、51名が死亡。特に死者の約8割が70歳以上。ハザードマップで示された想定浸水区域とほぼ一致する区域が浸水。 一番被害の多かった倉敷市真備町では未だ、約100人の被災者が建設型住宅での暮らしを余儀なくされている。 ボランティア アンケート 神戸写真洗浄_#21_6月5日 被災者の思い出を守るとても大切な活動ということを改めて実感できました。一つ一つの工程にかかる緊張感がすごい!またご一緒させてください! 素敵な活動に参加させていただけて光栄でした。できるだけ綺麗にという気持ちと残したいという気持ちで大変でした。お会いしたことのない形の思い出かもしれませんが、お写真から感じられる温かい思い出に触れることができてよかったです。今後ともお世話になります!よろしくお願いいたします 本日はお疲れ様でした。 午前中だけでしたが、切り出し、洗いを進めることができ、充実した時間になりました。まだまだ沢山の写真があるので、スピードをあげてしなければいけないと感じましたが、一方で丁寧に一枚一枚洗浄していきたいとも思いました。これからもよろしくお願い致します! 今回は切り出しをしました。ひとつのアルバムはほとんどが供養写真だったので、何とも言えない気持ちになりました。一枚多くでも被災された方にお返しできるように、この活動が広がることを願います。 お疲れさまでした!新しいメンバーが入り、団体が大きくなってきましたね(^^) 写真の残り枚数を数えて危機感をもったので、これから頑張りましょう~~! 神戸市社協の方もあわせて10人での活動となりました。午前中のみでしたが、ざっきーに切り出し前のアルバム状態写真撮影を教えることができました。アルバムは1冊は写真一部だけしか汚れていなかったのでアルバム全部を切り出さず、汚れた写真だけを切り出すことをしたり、昭和30年代の写真があるアルバムが1冊あったりととても難しい状態のものでしたが、智子さんも居てくれてみんなで話し合いながら考えて活動をすることができました。真備町からお預かりしている写真の洗いも進めることができてとても良い活動となりました。 今回は、切り出し前のアルバム状態写真の撮影について教えていただきました。また、切り出しでは、1枚を切り出すのに少し時間がかかってしまいました。写真の残り枚数も多いということで、1日でも早く返せるように効率よく進めていけるようにしていきたいです。 神戸市社会福祉協議会の方と一緒に写真洗浄ができて、いろいろなお話を聞くことができた。社会福祉協議会のイベントに私たちが何かしら力になれるのであればとても嬉しいと思った。個人的には久しぶりに洗いの作業をして、久しぶりだとスピードが大きく違うなと感じた。作業中心だったがこういう日もあっていいなと感じた。 被災地に思いを馳せながら写真洗浄することができました。 ボランティアツアー_神戸から真備へ_#29_6月27日 お疲れさまでした。2ヶ月ぶりの真備では今回も新たな発見がありました。午前の取材では、被災者の方から直接伺わないとわからないことを詳細に語っていただき、貴重な機会をいただいたなと感じています。これを自分にできる方法で外に伝えていきたいです。また、午後からの岡田仮設住宅では傾聴と子ども支援を半々の割合でしましたが、徐々に打ち解けてきた感覚があり嬉しいです。コロナ対策を十分に行いながら、喜んでいただけることを考えていきたいです。次回活動もよろしくお願いします(^^) 西日本豪雨災害が起こってから、あと10日でちょうど3年という日に真備に伺うことができ、とても感慨深いものがありました。3年という節目だから、地元では特集番組等もされると思いますが、地元でなければほとんど触れられることはないと思います。だからこそ地元に関わっている私たちが発信していかないといけないと思いました。ゆかりさんのお話を聞くことができて、今まで知らなかったお話も聞くことができました。取材等、協力してくださる方がいてくれるのは本当にありがたいことだなと改めて感じました。私自身真備に伺うのは久しぶりだったので、仮設の方たちや子どもたちに会うのも久しぶりでした。このご時世でも暖かく迎えてくださるのがとても嬉しかったです。3年になるということで仮設住宅も数が減るし、公営住宅に引っ越されたり、別の場所に住むという方も多いけれど、今まで私たちが関わって作ってきた縁は今後も大切に繋いでいきたいと思いました。 お疲れさまでした。1年前に参加してから、仮設住宅の周りの状況が大きく変わったなと感じました。イベントがおたがいさまだけと知った時、この先も関わりを閉ざしたくないと思いました。社会人になって得た力をおたがいさまの活動にも活かせるように取り組みたいです。 |
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