事業成果物名 |
2021年度_JSMEA_舶用メインエンジン用サブマージド型LNG燃料供給ポンプ設備の技術開発成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
舶用メインエンジン用サブマージド型LNG燃料供給ポンプ設備の技術開発 2.目的 近年、地球環境保護の観点より船舶からのGHG排出規制が厳しくなっている。この規制の解決策の一つとしてLNG燃料が注目されている。既にLNG運搬船ではLNGを燃料とする主機関の採用も増えてきており、LNG燃料供給ポンプの需要が高まっている。 この主機関にLNG燃料を供給するポンプは高ヘッドであるため、現在は4段のポンプとなっている。段数が多いとポンプ全長が長くなると共に、ポンプの最低起動液位が高くなる。LNG運搬船では積み荷のLNGを燃料としている為、この液位を少しでも低くして積み荷の量を減らしたくないという要望があると共に、LNG運搬船以外の船種では、液位が低くなると燃料タンクの設計自由度が増すというメリットがある。そこで、ポンプの段数を2段に減らしたLNG燃料供給ポンプを開発する。 3.事業内容 本事業は、2021年度と2022年度の2年計画で行うもので、初年度は以下を実施した。 1)開発仕様の検討 基本仕様としては、溶液をLNGとし、流量を10m3/h、揚程は400m、回転数を4500回転等と考え、細目について検討した。 客先の要求を分析し、今後ポンプに求められる仕様範囲を決定し、設計に必要な情報(設計点)を整理、検討した。 2)LNG燃料供給ポンプの設計 高速回転仕様とすることから性能を満足する設計を行い、CFDにより性能検証を行った。また、4段を2段に減段することからポンプケーシングの強度計算を実施し、肉厚を決定した。 また、ポンプの軸方向のスラスト力を軽減して軸受の負荷を小さくする設計をした。 3)ポンプ部品の製作 ポンプを構成する、ポンプケーシングや吸込カバ等の鋳物部品の木型を製作し、素材の製作を実施した。 4)報告書作成 実施内容を取りまとめた報告書を作成した。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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