事業成果物名 |
2021年度_JSMEA_AIを活用した船舶の衝突リスク分析ソフトウェアの技術開発成果報告書
|
||||||||||||
団体名 |
|||||||||||||
事業成果物概要 |
1.事業名
AIを活用した船舶の衝突リスク分析ソフトウェアの技術開発 2.目的 船舶衝突事故を予防するための海上交通管制や船上での見張り業務の大部分は人手に頼っている状況にあり、長時間の業務中に衝突リスクの認知・判断においてミスが生じる可能性は高い。 そこで本事業では、実施者がこれまでに独自開発した船舶衝突リスク検知技術を活用し、管制・海運等の様々なユーザーの観点を取り込んだソフトウェアを開発し、予防的なリスク検知を実現することで、衝突事故原因の約9割である認知・判断ミスの削減に繋げる。既存のリスク検知技術は、船舶の進行の延長ベクトルを用いた簡易的な計算手法を採用しているため、アラートが鳴りすぎて有効活用しにくい問題があるが、実施者のアンサンブルリスクモデルを中心とするリスク検知技術は、その問題を解決し、衝突リスクを早期かつ正確に検知する手段として画期的な取組みである。 3.事業内容 本事業は、2021年度の1年計画で行うもので、以下を実施した。 1)AIを活用した船舶の衝突リスク分析ソフトウェアの要件定義・設計 a)エンジンAPI 実施者でロジック設計済のAIを活用したニアミスリスク検知及び動的ホットスポット予測技術の機能を 盛り込んだ分析ソフトウェアのエンジン部APIの設計を行った。 b)主プログラム 分析ソフトウェアのエンジン部が動作するための、2つの処理ブロック(前処理部、制御プログラム)か ら構成される主プログラムの設計を行った。 2)衝突リスク分析ソフトウェアのプログラミング 前項1)の設計内容に基づき、プログラムの動作や処理方式を定義し、それに従ってプログラミングを行った。 3)衝突リスクソフトウェアの機能検証(プログラムテスト) データ前処理、リスク分析の実施、分析結果出力の各機能が正常に動作することを社内で検証し、リアルタイムにおける計算処理の正確性を確認した。また、延長ベクトルによる計算と比較し、過剰アラームの削減効果を確認した。 4)報告書作成 実施内容を取りまとめた報告書を作成した。 |
||||||||||||
助成機関 |
|||||||||||||
事業成果物種類 |
報告書
|
||||||||||||
事業成果物 |
|