本冊子は、田辺三菱製薬様「第8 期 手のひらパートナープログラム」より助成金をいただき、病気の子どもが安心して園生活を送れるように、保護者と幼児教育に携わる方々に向けて作成いたしました。

　病気の子どもの保護者は、いろいろな制限を抱えながらも、子どもの健やかな成長を願い、日々模索しながら生活をしています。保護者から離れての園生活は、社会生活の第1 歩であり、心配や不安は非常に大きく、先生方や園に対してどのように支援や配慮をお願いし、どのように伝えればいいのかという問題が、保護者共通課題となっていました。そこで「重症筋無力症」という病気について知っていただき、園生活の中で個々に応じた具体的な支援や配慮をお願いできるように、本冊子を作成いたしました。
子どもが心身ともに大きく成長・発達する時期の乳幼児教育と環境はとても大切です。病気だけを見るのではなく、それも一つの個性としてその子自身を見てご指導いただけたらと願っています。

　本冊子は、４部構成になっています。第1 章は、医学的側面から筋無力症について、第2 章は、専門家の方々に、乳幼児教育の経験をもとに「合理的配慮」による病気の子どもへの対応について、執筆していただきました。第3 章は、先輩ママからの体験談。第4 章は、保護者が園と上手に連絡を取り合えるよう、子どもの病気について具体的に書くことが出来るようにしました。

　子どもの就園・就学に際し、保護者の戸惑いや悩みは他疾患でも共通です。この冊子は第1 章、第３章を差し替え、疾患に合わせカスタマイズする事が出来ます。本冊子が、先生方をはじめ子どもを取り巻くあらゆる方々とのかけはしとなり、病気の子どもへの理解を深め、保護者と連携して子どもを支える体制が整っていくことを願っております。

冊子

事業成果物名	病気の子どものための就園ハンドブック（表紙）
ファイル	形式：JPG　容量：45KB
事業成果物名	病気の子どものための就園ハンドブック（目次）
ファイル	形式：JPG　容量：36KB
事業成果物名	NPO法人筋無力症患者会　HP　書籍・冊子案内
URL	https://mgjapan.org/book/