事業成果物名

2021年度権利擁護支援と成年後見制度の普及啓発事業報告書

団体名

事業成果物概要

1.バトン市民後見人養成講座
市民後見人養成講座は、法人後見支援員の養成を主目的としていますが、それ以外に、親族後見人や専門職後見人などを目指している方(および既に活動されている方)や仕事上、後見制度に関する知識を必要としている方、ご自身やご家族の将来のことを見据えて(または自己研鑽のために)、後見制度について知りたいと考えている方などを対象に募集して、多職種の方の参加が得られたことは、周知啓発が偏ることなくなされていると考えます。
 また、社会人の方でも受講しやすいように、平日は夕方から、土日は午前中から実施し、また感染対策と講義を欠席してもオンラインの講義動画でいつでも補講を受けられるシステムにしました。
 さらに全国から秀逸な講師陣をそろえ質の高い内容で学べるカリキュラム編成とし、研修の内容としては、後見活動の実践のあり方や留意点、また活動に必要となる知識や法律、医療福祉・介護や税務などに関する事項、法律の改正や政府の施策の展開など時事的な事柄などに関する講義を行い、質の高い支援者の育成がのぞめたと思います。
権利擁護支援フォーラムは、障害がある人は、「何もできない人」ではない。日々自己実現を目指し、自分として自分らしく自分の人生を生きていこうとしている存在である。障がいがある人が地域社会との関わりの中で、一人の市民として生きていこうとすることから、様々な市民の営みに参画していく、あるいは地域を巻き込み新しい営みを生み出す創造的な本人の「活動」が、地域の中で多様に展開されていくことを、ともに共有し協働していくことなど、権利擁護支援と意思決定支援の重要性を参加者で共有することが出来ました。
アンケート集計では、参加者の90%以上が満足と回答し目標の80%を超えました。
2.相談ブースの開設となんでも相談会の開催
相談者目標60名に対し、69名と100%を超え目標は達成できました。
アンケート集計では、参加者の100%が満足と回答し目標の80%を超えています。
要因は、相談ブースでは、日頃から他機関からの相談要請(成年後見制度の説明や申立て支援)応じ、利用者説明に同行して連携を図っていることと、対面だけではなく電話対応も行いました。
なんでも相談会では、絶対数の多い大分市内での3回開催と碩田地域包括支援センターとの共催により周知できたことです。
また、なんでも相談会では、弁護士や司法書士、社会福祉士、税理士、社会保険労務士、消費生活専門相談員、認知症地域支援推進員や保健師、看護師、ケアマネなど多職種の優秀な専門職が、相談内容に応じてチームで応じることで、多問題を抱えていたとしても、ワンストップの解決に向けた対応が可能になりました。
3.行政職員・専門職のための勉強会と事例検討会
目標参加者数各回20名、合計240名に対し、各回21~59名、合計543名と目標を大きく上回り、2倍以上を占めました。
また、アンケート集計では、目標80%の満足度が90%と達成しました。
要因は、参加者の興味のある内容の選択とオンラインでも開催することで、全国的にもビックネームで秀逸な講師の選任ができ、受講生の興味並びに満足度も高く質の高い支援者の育成がすすみ、参加者同士が顔と顔の見える関係づくりの中で、それぞれ抱えている案件で、困りごと等が発生した時には、相談をしたり、連携を図ることができるようになり、解決への糸口に結びついています。
4.バトンカフェの開催
アンケート集計では、目標80%の満足度が100%と達成しました。
目標回数34回に対し28回の開催、目標参加者数780名に対し、参加者数771名と約100%でした。
参加者コメントでは、独居にお方から、コロナ禍では、外出も控え何日も誰とも会話をしていない。バトンカフェに参加できて生き返った等の言葉が聞かれるなど、居場所づくりの重要性が再認識されました。
新規参加者が10人以上の目標でしたが、120名と目標の12倍でした。これは、津久見市ふれあい交流センターがコロナで借用できず、新たに日見公民館で開催したため、新規が大幅に増えました。

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

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おおいた成年後見権利擁護支援センターホームページ

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おおいた成年後見権利擁護支援センターフェイスブック

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おおいた成年後見権利擁護支援センターブログ

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日本財団図書館の助成事業情報2021年度権利擁護支援と成年後見制度の普及啓発事業

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