事業成果物名 |
2022年度_JSMEA_内航船等の操船者の負荷低減を実現する普及型夜間画像認識システムの技術開発成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
内航船等の操船者の負荷低減を実現する普及型夜間画像認識システムの技術開発 2.目的 狭水域や輻輳海域等の操船者の負担低減ならびに衝突・座礁事故リスクを低減するため、コンピュータービジョン(CV)技術は有効であるが、現状のCV技術では夜間や雨天、霧などによる視界制限下での認識性能が課題である。また高額な遠赤外線カメラ等に依存することから、普及率が上がっていない。特に、少人数の当直体制にある内航船等では利用拡大の阻害要因となっている。 このため、本事業では、AIを活用することにより、夜間を含む視界制限下での物体の認識を、一般産業用カメラ(可視光カメラ)と画像処理により実現し、既存技術と比較してコストを1/10程度に抑えることで、内航船等でも装備可能な普及版の画像認識システムを開発する。 3.事業内容 本事業は、2022年度と2023年度の2年計画で行うもので、1年目の2022年度は以下を実施する。 (1)サンプル画像の収集(夜間) 夜間における物体検知性能を向上させるために、サンプル画像として約5万点を実際の船舶に搭載したカメラにより収集する。 (2)サンプル画像の前処理(夜間) 収集したサンプル画像を用いてAIに学習させるための前処理を行う。 前処理として、収集したサンプル画像に対して種別による整理を行い、各サンプル画像に含まれる物体のマーキングおよびラベル付けを行う。 (3)AIによる学習(夜間) 前処理がなされたサンプル画像約5万点を、効率的かつ精度が担保できる手法でAIに学習させる。 (4)学習結果の実証(夜間) 実際に夜間航行する船舶を使用して学習結果の検証と実証を行う。 (5)製品への反映(夜間) 2021年度に上市済みの昼間の物体検知を主とした製品のアップデートとして、(1)~(4)で実施した夜間における物体検知機能を追加する。 (6)視界制限下の検討と検証(雨天・霧) 2023年度開発の準備として、雨天及び霧による視界制限下での物体検知技術の検討と検証を実施する。 (7)報告書作成 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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