ミドリムシはグニャグニャ動いて動物みたいだけれども植物みたいに光合成をします。これは数億年前にグニャグニャ動く単細胞生物に緑藻類が共生してできたと考えられていました。しかし、ミドリムシの祖先は現在の緑色ではなくて紅い色であった可能性がゲノム解析から考えられました。同じようにクロルアラクニオンという緑色のアメーバも、現在の葉緑体をもつ前に紅色だったのではないかと考えられています。これは、自分とは別の光合成植物が、別の細胞に共生して葉緑体になってしまったことによるのです。でもこれは大昔に起こった事ではなく「現在進行形」でおこり、将来ミドリムシが別の色の葉緑体をもつことだってあるのではないでかと考えられます。光合成をしない動物に光合成生物が共生して新しい「植物」が誕生することだってあると考えられます。細胞のミトコンドリアだってリケッチアというバクテリアが10-20億年前に共生した結果と考えられていますが、植物細胞に共生したてのリケッチア”MIDORIKO”が最近発見されまた。”MIDORIKO”を共生している植物細胞は将来的にはどのようなものになるのでしょうか。