当会では、日本財団より助成金の交付を受け、
次世代を担う子ども達に造船業を通してものづくりの素晴らしさを知ってもらうため、
また地域住民の方々には、造船業が地場産業としての重要な産業であることを再確認してもらうために
「進水式や造船所の見学会」を行っています。

２０２３年６月１４日（水）、山口県下関市に所在する当会会員造船所 旭洋造船（株）　の工場見学会に、
山口県立小野田工業高等学校　機械科１年生の皆さんと引率の先生合わせて３３名を招待しました！

就職にも直結する貴重な見学会。
工業製品の中でも最も大きな「船」を造る現場は、初めて見る生徒さんがほとんどだったようで
その巨大さや、どのような作業を経て完成に至るのかなど、興味を持って見学してくれていました。

質問コーナーでは、「船を造る仕事のやりがいは何ですか？」という質問に
製造部長さんから
「建造した船が無事に竣工（完成し、海上での業務を開始すること）した時には、とても達成感があります。
また、海に釣りに出掛けた時など、旭洋造船で造った船を見かけると、
あの船の建造中にあんなことがあったなぁ、と思い出すこともあり、感慨深くなります。」
と答えてくださいました。

私達の生活を影で支えてくれていて、１隻１隻オーダーメイドで造られる船。
その大きさに対して、地道な作業の積み重ねで造り上げられています。
ぜひ工業高校で学んだ技術を生かして、将来、旭洋造船で船造りに携わる生徒さんが出てくれたらうれしいです。

旭洋造船の皆様、貴重な経験をありがとうございました！