当会では、日本財団より助成金の交付を受け、
次世代を担う子ども達に造船業を通してものづくりの素晴らしさを知ってもらうため、
また地域住民の方々には、造船業が地場産業としての重要な産業であることを再確認してもらうために
「進水式や造船所の見学会」を行っています。

２０２３年１０月２７日（金）、川崎重工業（株）坂出工場及び（株）マキタの工場見学会に、
香川県立多度津高等学校　機械科１年生の皆さん３０名を招待しました！

川崎重工業坂出工場では現在、ＬＮＧ運搬船やＬＰＧ運搬船を主に建造しています。
運が良ければ、瀬戸大橋などから、たこ焼きのような丸いタンクを備えた船を見ることができます！
今後は、同じ「気体」であり、環境に配慮した新しいエネルギーとして「水素」を運ぶ船を建造する予定で
開発が進められているそうです。
広い工場内は、より効率よくブロックを造れるように、建造工程に合わせて部材の配置まで工夫されていました。

高松市に所在するマキタでは、船のディーゼルエンジンを造っている会社。
社員さんの平均年齢は３４.８歳、社長さんも３８歳という、若い世代も活躍している会社です。
外航船に搭載されるエンジンとしては、世界シェアNO.１！
従業員の皆さんも自信と誇りを持っている様子が伺えました。
工場には、これが船に搭載されるのか！？と驚いてしまうようなサイズのエンジンが！
（一軒家やアパートくらいの大きさです！）
船の心臓となるエンジン。作業している方も入念にチェックをしていました。

多度津高校では、機械科の２年生から、機械コースか造船コースを選択できるようになっています。
進級時のコース選択の参考として、また就職先の参考としても、今回の見学が有意義なものとなっていれば幸いです！

見学先の皆様、貴重な経験をありがとうございました！