特定非営利活動法人未来ISSEY

基礎情報

団体ID

1396995431

法人の種類

特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

未来ISSEY

団体名ふりがな

みらいいっせい

情報開示レベル

★ ★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

香川県内で慢性的な疾患をもち長期入院や治療が必要な子どもと家族は、病気の苦しみ、治療の負担、コミュニケーションの機会の喪失、学習の遅れなど数々の困難を抱えて社会から孤立した状態で治療生活を過ごしている。ほぼ24時間、数カ月から数年付き添った母親の立場からは、病弱児と家族を精神的、社会的に孤立させない為の継続的で具体的な支援が必要と感じた。この支援を、ピア(=同じ経験をした仲間)サポーターとして、病弱児と家族の立場や心に「寄り添い」、必要とされる支援を「早急に的確に」「つなぐ」ことで、病弱児やその家族の心をケアし、希望や夢を持って未来へと向かってもらいたいという理念で活動を続けている。この状況を改善する支援を行うのが未来ISSEYである。香川の慢性疾患を抱える子どものQOLの向上を目標に掲げ、病弱児の今と未来を支える活動を地域に根付かせることを目的としている。

代表者役職

代表理事

代表者氏名

吉田 ゆかり

代表者氏名ふりがな

よしだ ゆかり

代表者兼職

株式会社インペックス 専務取締役

主たる事業所の所在地

郵便番号

763-0003

都道府県

香川県

市区町村

丸亀市

市区町村ふりがな

まるがめし

詳細住所

葭町17

詳細住所ふりがな

かやまち

お問い合わせ用メールアドレス

miraiissey@gmail.com

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

0877-35-8115

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

9時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木

備考

FAX番号

FAX番号

-

連絡先区分

-

連絡可能時間

-

連絡可能曜日

-

備考

-

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2018年11月2日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2020年10月15日

活動地域

全国

中心となる活動地域(県)

香川県

最新決算総額

1,000万円~5,000万円未満

役員数・職員数合計

15名

所轄官庁

香川県

所轄官庁局課名

香川県政策部男女参画・県民活動課
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活動概要

活動分野

主たる活動分野

保健・医療

 

子ども、青少年、障がい者、福祉、教育・学習支援、地域・まちづくり、人権・平和、男女共同参画、ITの推進、就労支援・労働問題、助成活動、行政への改策提言

設立以来の主な活動実績

≪創業の動機≫
香川県でも小児病棟ボランティアを
 代表理事自身が次男を小児がんで失うという経験をもっている。岡山県でその治療に付き添っていたときに知り合った母親たちが、数年後に地元香川県で再会した。学生による小児病棟ボランティアに心救われた体験を共有し、同時に、香川県には同じような団体が存在しない問題点を話し合い、自分たちで作れないかと考えだした。
 自分たちと同じ不安や苦しみ、悲しみなどを抱えている子どもや家族に対しての支援を行うこと、また、その啓発や普及を行うことを目的とした団体“未来ISSEY”を2018年11月に設立。より支援の輪を広げるため、2020年10月、特定非営利活動法人(NPO法人)として法人化。

≪経営理念≫病気を抱える子どもと家族を孤立させない支援団体
 ほぼ24時間、数カ月から数年付き添った母親の立場からは、病弱児と家族を精神的、社会的に孤立させない為の継続的で具体的な支援が必要と感じた。この支援を、ピア(=同じ経験をした、仲間)サポーターとして、病弱児と家族の立場や心に「寄り添い」、必要とされる支援を「早急に的確に」「つなぐ」ことで、病弱児やその家族の心をケアし、希望や夢を持って未来へと向かってもらいたいという理念で活動を続けている。

≪代表者略歴≫
1970年生まれ。株式会社中讃ケーブルビジョン報道課アナウンサーを経て、現在株式会社インペックス専務取締役。
高等学校教諭一種免許状(ドイツ語) 中学校教諭二種免許状(ドイツ語) 所有。
小児がんピアサポーター。
次男が小児がんになり、闘病生活を体験。香川県と県外での入院生活の違いを知り、サポート団体の有難さを実感する。
2018年11月NPO未来ISSEYを設立。代表に就任。2020年10月NPO法人格取得。代表理事に就任。

団体の目的
(定款に記載された目的)

病気を抱える子どもと子どもの家族等に対して、精神的、社会的に孤立させない為の継続的な支援、またその啓発や普及を行うことを目的とする。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

1 学生サポーター「グッドブラザー(GB)」の派遣とコロナ禍での病弱児支援
 登録者数約50名・手作りプリント集発行
 月3回約2時間ずつ、対面とオンラインでGBと病弱児が遊び・学習支援などを経験する場を開放している。この活動を通して子どもたちは屈託なく笑い、明るさを取り戻す。復学に向かう中高生からも、GBとの学習の時間を待ち望んでいる、という声をいただいている。変容を見せる病弱児に喜ぶ家族らからも信頼される支援活動である。
 きょうだい児へも遊びやものづくりを通して心のケアを行っている。
 オンラインに参加しにくい子どもたちには、GBが手作りするプリント集を配布。実際に会わないが、遠くからサポートしており、必要だと感じるときのために、GBを身近に感じていただけるようにしている。
年間3~4回の季節イベント、月1回のミニイベントも実施。

2 交流支援ロボット貸し出しによる、病弱児の自己肯定感・存在感の高まり 
 行きたい場所・交流したい人と病弱児を繋ぐツールとして、彼らの存在感を示すことができる交流支援ロボットを複数所持している。授業、部活、コンクール、卒業式・修学旅行への参加などで使用することにより、本来の自分の所属意識を取り戻し、以後の治療に前向きになった病弱児たちがいる。

3 ピアサポートによる病弱志と家族(特に母親・きょうだい児)の心的支援     
 スタッフの経験や資格を生かし電話相談・ピアサポートカフェ・家族会の運営を行い支援を行っている。

4 入院付添家族(特にママ)への必要グッズ・食品配布事業「エールバッグ配布事業」
 長期の付添によって、買い物に行きにくい状況を支援するとともに、表出しづらい家族の悩みなどの心的支援へもつないでいく事業。

5 『みらいキューブ』設立
 『みらいキューブ』とは病気があっても、子どもたちが学び続け、母親たちも心のケアをしながら自分らしく働き、10年後彼らが社会で活躍できるよう支援する、全国で初のよりどころ。
コンセプトは「憩いの場・交流の場・学びの場・経験の場」。
①病気を持つ子どもや家族が気軽に寄れるよりどころ「Cafeなちゅ」の運営
②「マイスタースクール」の開催
長期入院で学習が遅れた主に15〜18歳の世代と、子どもの看病によって勤務先が望む働き方ができず、仕事に就けなくなってしまった母親が再び就労という選択肢を持ち、職能を獲得していくためのサポートを行う。IT技能、言語・伝達技術、マネーリテラシーなど仕事に直結したスキルを、講習で身につけることができる。
③お仕事の成功体験「スキルマルシェ」
マイスタースクールで職能をつけた子どもと母親に対し、企業とつないで未来ISSEYスタッフやプロの支援を受けながら1つの仕事を完結する体験を提供する。

6 長期入院・療養の高校生の教育と治療の両立について
 上記高校生はその7割が休学・退学を選択するという問題について、当事者の思いと現状・国の施策・全国の好事例・ICT活用法をガイドブックにまとめた。この冊子をもって、全国でこの問題の啓発セミナーを開催している。

7 広報・講演活動・レモネードスタンド開催による当該者への団体周知と一般県民への問題提起・協力支援要請
 積極的に講演活動や地元テレビ局・新聞の取材に応じ、広報に努めている。2019年11月には香川ビジネス&パブリックコンペ2019パブリック部門に応募、グランプリを獲得。令和3年度子育て応援団県知事賞受賞。

8 中高生向けプレゼン講座「Maruっとプレゼン」の開催
 スタッフのスキルを生かした子ども向けプレゼン講座を運営。地域の子どもたちのスキルアップに貢献しつつ、未来ISSEYの存在をアピールする場となっている。
私立中学の表現技法の講師として週1回の講義も行う。

現在特に力を入れていること

『みらいキューブ』設立を核とした、10年後の香川の病弱児とご家族支援の確立(cafeなちゅ・マイスタースクール・スキルマルシェ事業)
学生サポーター「グッドブラザー(GB)」の交流・学習支援事業
香川県小児慢性特定疾病病児童等自立支援事業
高松市小児慢性特定疾病病児童等自立支援事業
長期入院・療養の高校生の教育と治療の両立について
レモネードスタンド事業

今後の活動の方向性・ビジョン

『みらいキューブ』における心のサポートから就労につながる支援体制作りを軌道にのせる。
その後全国展開していく予定。
学生サポーター「グッドブラザー(GB)」の交流・学習支援事業と自立支援事業の運営の継続。
県内外関係者・支援者とのネットワーク構築
当事者が作成したものも含む物販事業

定期刊行物

未来ISSEY会報(上半期9月30日号・下半期3月31日号)会員へ発行

団体の備考

法人の活動と医療・教育関係者・学生サポーターへの影響
 設立当初ボランティアはいなかったが、香川大学医学部ボランティアサークルが最初の協力者とな
った。その後、サポーター説明会への参加が2大学、1高校と広がりをみせる。この他、友人を通しての広がりもあり、現在県内2大学・2高校以上からのサポーター登録がある。説明会に同席していた先生方の“ボランティア教育推進”の意向と当法人の理念が一致し、理解を得ることができた。それにより、学生が卒業しても先生から新入生へ本活動についての説明があり、学生も先生からの紹介で安心して参加できる、といった好循環が生まれている。
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

2019年11月 香川ビジネス&パブリックコンペ2019
    パブリック部門グランプリ獲得
2019年度赤い羽根共同募金かがわ 助成事業
分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」貸し出し事業
2019年度 公益財団法人小林製薬青い鳥財団
   「チーム グットブラザー」~病気の子どもたちを「笑顔」に明るい「未来」を支えたい~
2019年度 公益財団法人ベネッセこども基金 「重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成」
    香川県内におけるがんや難病の子どもとその家族のケアサポート事業
    学生ボランティアの構築・研修・派遣・広報ムービー
2020年度CO・OP共済地域支えあい助成
子ども向け交流イベント「かがわ子ども未来フェス」開催
    グリーフケアカフェ開催
    小児がん・難病経験者と家族のひろば「おしゃべりROOMストレリチア」開催
2020年度休眠預金を活用した民間公益活動
    コロナ禍の入院付き添いママに寄り添いたい・ママの負担を軽減する応援グッズお届け隊」
2020年度赤い羽根共同募金かがわ
「OriHime」貸し出し事業
2021年度公益財団法人ベネッセこども基金 「重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成」
      香川県内におけるがんや難病の子どもとその家族のケアサポート事業
     学生ボランティアの派遣の継続・シンポジム
2021年「JT SDGs 貢献プロジェクト」
      病弱児の日常生活復帰と復学を分身ロボットで支援する無償貸し出し事業
2021年度赤い羽根共同募金かがわ
      学生ボランティアとの共同動画制作・絵本づくり交流による病弱児支援事業
2021 年 4 月 砂原財団「病棟お届け問題集だははは問題集の作成・配達」
2021 年 8 月 香川県 NPO 基金分野指定寄附補助金
     「つながロボット開発事業 」
     「子ども向けプレゼン講座 Maru っとプレゼン開催 」開始
     「香川県小児慢性疾患を抱える子どもと家族のサポートシンポジウム」開催
2022 年 3 月 2022 年度赤い羽根共同募金かがわ 助成事業決定
     「学生サポーターとの共同動画制作 ・絵本作り交流による病弱児支援事業 」
2022 年 4 月 公益財団法人ベネッセこども基金 2022 年度
     「重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成 」決定
  同   砂原財団 「病棟お届け問題集だははは問題集の作成 ・配達 」
2022 年 6 月 中国5県休眠預金活用事業
     「心のヨリドコロから始まるママと子どもの自立支援事業 」
     ~病気など困難を抱える子の母親 とその子どもが経験者と共に集い、
       心理的 ・経済的自立を目指す~
  同    中央共同募金会助成事業決定
      「エールバッグ配布 ・ピアサポート・グッドブラザー事業 」
2022 年 7・8 月 丸亀市健やか子ども基金
     「小 ・中 ・高校生向けプレゼン講座 Maru っとプレゼン」開催
2022 年 8 月 香川県 NPO 基金分野指定寄附補助金決定
     「交流支援ロボット」購入 ・活用開始
     「透明&ゴールドリボン運動 in かがわ」2023.2月開催予定
  同   ドコモ市民団体助成事業
        「病気に悩む子どもときょうだい児を支えるサポート向上事業 」決定
2023年3月 2023年度赤い羽根共同募金かがわ 助成事業決定
         「学生サポーターとの共同動画制作による病弱児支援事業」
2023年4月 公益財団法人ベネッセこども基金2023年度
         「重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成」決定
2024年4月 中央共同募金会「赤い羽根福祉基金」2024年度新規事業助成
      「生きづらさを抱える若者の未来創出活動応援助成」プログラム
          「長期入院・療養中の高校生の学びを止めないための協力体制構築事業」決定

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

実績なし

企業・団体との協働・共同研究の実績

実績なし

行政との協働(委託事業など)の実績

令和2年度丸亀市提案型協働事業
「慢性疾患をかかえる子どもと家族をささえる本」の作成・配布事業開始
香川県小児慢性特定疾病病児童等自立支援事業 令和3年度開始・継続中
高松市小児慢性特定疾病病児童等自立支援事業 令和3年度開始・継続中