タンザニア・ポレポレクラブ(任意団体)

基礎情報

団体ID

1118899150

法人の種類

任意団体

団体名(法人名称)

タンザニア・ポレポレクラブ

団体名ふりがな

たんざにあ ぽれぽれくらぶ

情報開示レベル

★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

タンザニア・ポレポレクラブは森林減少の進む東アフリカのタンザニアで、20年にわたり村人たちと協力して植林に取り組んでいる市民グループです。

タンザニアでは増え続ける人口とそれに伴う薪炭材需要の増大等により、毎年41.2万haの森林が失われていると言われています。近年の森林減少率は年間1.2%で、このまま減少が続けば80数年ですべての森林を失ってしまいます。森林の減少は薪炭材の不足や雨量の減少となって現れており、そこに暮らす人々の暮らしを圧迫しています。

当会はこうした環境の荒廃を少しでも防ぎ、人々の生活を守るために、(1) 村落植林活動、(2) 活動の自立支援、(3) 生活改善 の3分野を柱とした活動に取り組んでいます。

また主力活動地であるキリマンジャロ山では、森林に沿う40村と協力して、地域主導による持続的森林保全・管理の枠組み構築およびその制度化に向けた取り組みを行っています。

代表者役職

代表

代表者氏名

藤沢 俊介

代表者氏名ふりがな

ふじさわ しゅんすけ

代表者兼職

主たる事業所の所在地

郵便番号

182-0005

都道府県

東京都

市区町村

調布市

市区町村ふりがな

ちょうふし

詳細住所

東つつじケ丘2-39-11 アザレアヒルズ203

詳細住所ふりがな

ひがしつつじがおか あされあひるず

お問い合わせ用メールアドレス

pole2club@gmail.com

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

03-3300-7234

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~19時00分

連絡可能曜日

火 水 木 金 土

備考

FAX番号

FAX番号

03-3300-7234

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~19時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土 日

備考

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

1997年1月1日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

 

活動地域

市区町村内

中心となる活動地域(県)

海外

最新決算総額

100万円~500万円未満

役員数・職員数合計

6名

所轄官庁

所轄官庁局課名

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活動概要

活動分野

主たる活動分野

環境・エコロジー

 

国際協力、国際交流

設立以来の主な活動実績

(1)植林事業(キリマンジャロ山麓)
(2)収入向上・自立支援活動(養蜂、養鶏、裁縫教室)
(3)生活改善事業(改良カマド、診療所支援)
(4)その他(研修、教材・文具支援)

団体の目的
(定款に記載された目的)

森林減少の進む東アフリカ・タンザニアにおいて、環境の荒廃を少しでも防ぎ、人々が平和で安心して暮らせる社会を実現すること、そのための協力活動に取り組むこと、また、村人自身の手による自主・自発的、持続的な植林活動を実現すること。


団体の活動・業務
(事業活動の概要)

●海外
(1)森林保全・植林活動(キリマンジャロ山における村落植林活動および地域住民主導による
   持続的森林管理枠組みの構築、制度化)
(2)収入向上活動(養蜂、養鶏、裁縫教室)
(3)生活改善活動(改良カマド普及、診療所支援)
(4)その他(研修、教材・文具支援)

●国内
(1)タンザニアと日本の市民による協力事業(手工芸品活動)
(2)国際協力イベント等への出展
(3)収集活動(使用済切手・書き損じ葉書、不要書籍・CD等)
(4)事務局ボランティア受け入れ

現在特に力を入れていること

キリマンジャロ山の国立公園拡大問題と当会の取り組み

2005年、キリマンジャロ山では、それまで山麓に暮らす村人たちが日々の生活に必要となる最低限の資源(薪、畜用の草等)を得るために利用が許されていた緩衝帯の森“ハーフマイル・フォレスト・ストリップ”(HMHFS)に対して、国立公園の拡大が行われました。これは世界遺産でもあるキリマンジャロ山の森を守るためにとられた措置ですが、その主たる目的は国立公園化によって政府が森林破壊の元凶とみなす地域住民を締め出すことにありました。

過去行われてきたキリマンジャロ山の森林保護政策の歴史を紐解くと、それが管理強化を積み重ねてきた歴史であり、またそれによる失敗を積み重ねてきた歴史であったとことが分かります。管理強化という方法では、キリマンジャロの森は決して守られることはありませんでした。人間を排除することで自然を守るとするいわゆる古典的な「要塞型自然保全」に基づくHMFSの「国立公園化」は、これまで失敗を繰り返してきたそうした管理強化の究極の姿だということができます。

これに対して、キリマンジャロ山では独立前の20年間、森林(HMFS)管理が地域住民自身の手に委ねられていた時期がありました。そしてこの時、その森がもっとも堅固に守られていたことが知られています。国立公園化は、こうした地域住民が発揮してきた森林管理に対する能力や知恵、実績をまったく顧みることなく実施されました。

一方、国立公園化によって地域住民の日々のニーズが消えるわけではありません。生きていくために住民たちは、たとえ違法とされようとも国立公園とされた森に入り続ける以外に選択肢がありません。違法を承知で森に入る以上、村人たちにもはや守るべきルールはないと言えます。皮肉なことに国立公園は、キリマンジャロ山に国立公園という名の無法地帯を生み出す結果となりました。

キリマンジャロ山の森を守るためには、過去の歴史と教訓に学び、その上に立脚した実効性と持続性のある新たな枠組みを導入していく必要があります。

そこで当会は、
 (1) HMFSからの国立公園の指定解除
 (2) 地域主導による森林保全・管理の枠組み作り
 (3) その法制化、制度化
 (4) 地域住民の持続的、内発的意思の側面支援
という4つのアプローチによりこの問題を解決し、キリマンジャロ山における地域主導による新たな森林保全・管理枠組みの構築を目指しています。またこの目的のために、キリマンジャロ山の森林に沿う40の村々と協力しています。

今後の活動の方向性・ビジョン

「現在特に力を入れていること」の項目に同じ。

定期刊行物

「ニュースレター」 (年3回、250部)

団体の備考

●国内ではメンバーが、タンザニアの女性グループとの協力活動(手工芸品活動)に取り組んでいます。興味のある方はどなたでも参加することができます。

●会員、事務局ボランティアも随時募集、受け入れを行っております。

●使用済切手・カードや書き損じ葉書、不要書籍・CD等の収集活動へのご協力を呼びかけています。
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

横浜市「環境保全活動助成金」、(公財)パブリックリソースセンター「NGO基盤強化プロジェクト」、(財)国際緑化推進センター「林業NGO等活動支援事業」、(社)国土緑化推進機構「緑の募金公募事業」、全労済「環境問題活動・研究助成」、ザ・ボディショップ「ニッポン基金」、日本環境財団「ツリーフリー基金プロジェクト」、㈱リコー「Freewill基金」、認定NPO法人イーパーツ「リユースPC寄贈プログラム」、Give One「Eチャレンジ」、READYFORクラウドファンディング、(株)プレジャーワークス「Book募金」

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

●Tanzania Environmental Action Association (TEACA)
 タンザニア側のカウンターパート。環境NGO。当会とは1997年以来、
 植林活動/活動の自立支援/生活改善活動で協力を続けている。
●Harakati ya Mlima Kilimanjaro kwa Mazingira na Maisha (HAKIMAMA)
 キリマンジャロ州モシ県の森林に沿った40村が、地域主体による森林管理の
 実現を目指して創設した地域連合。当会はその創設(2014年)に関わり、
 以後、地域主体による森林管理の実現をともに目指している。
●Kikundi cha Ufugaji wa Nyuki na Utunzaji wa Mazingira (KIUNUMA)
 キリマンジャロ山麓ロレ村の養蜂グループ。キリマンジャロ山における
 適正技術による養蜂の確立、普及に協力して取り組んでいます。

企業・団体との協働・共同研究の実績

●白山商工会  「白山キリマンジャロ・プロジェクト」
 石川県白山市商工会で企画・開発した「白山キリマンジャロコーヒー」の販売収益を通して、タンザニア・ポレポレクラブがキリマンジャロ山の国立公園内で取り組んでいる地域主導植林を支援。 「白山キリマンジャロ・プロジェクト」はタンザニア大使館も後援。

●グリュックスシュバイン
お店に併設されたカフェスペースで提供しているフェアトレードコーヒーの売り上げ1杯ごとにキリマンジャロ山での植林を支援していただいています。

●兼松株式会社 「エデン・キリマンジャロコーヒー」
 当会が協力しているキリマンジャロ山の村人たちが守ってきた“エデンの森”。その森を守るコーヒーとして同社が立ち上げたキリマンジャロコーヒーブランドが「エデン・キリマンジャロコーヒー」です。

●日本たばこ産業 株式会社(JT)  「CSR推進部から社員をタンザニアの植林活動に派遣」
 同社は、アフリカの村落部で取り組まれる植林活動への理解を深め、事業にいかしていくため、CSR推進部から当会の「キリマンジャロ植林ワークキャンプ」へ社員を派遣。

●葉山庵グループ/パティスリー葉山庵  「お客様と一緒に植林支援」
 全国でレストランを展開する葉山庵グループは、同グループが販売する焼菓子(ガトーノーベル/カネルノア)の売上げで当会がタンザニアで実施する植林活動を支援する、植林基金「グリーンプロジェクト」に取り組んでいます。

●オリエンタルシューズ 株式会社  「ロゴマークのタグが付いた商品で植林を支援」
 オリエンタルシューズ(株)は社会貢献活動の一環として、「地球にも人にも優しい靴」をコンセプトとした自社ブランド「Anga-zuri」を立上げ、その売上げから、タンザニアでの植林活動をご支援いただいています。

●スタジオ ウーヤ    「結婚式が世界の緑につながる」
 グラフィックデザインやブライダルアイテム開発など手がけるスタジオウーヤは、式場が提供するブライダルアイテムが当会の植林活動支援とセットになった企画を実施しています。

●オリエンタルホテル広島   「結婚式のキャンドルセレモニーがキリマンジャロ山の苗木に」
 オリエンタルホテル広島では、結婚式でのキャンドルリレーセレモニーとキリマンジャロ山での植林がセットになった企画を当会と協力して実施しています。新郎新婦には「植林証明書」も当会から贈られます。

行政との協働(委託事業など)の実績