事業成果物名 |
2010年度 舶用機器の機能別統合化に関する調査研究(2/2)
|
団体名 |
|
事業成果物概要 |
1.事業名
舶用機器の機能別統合化に関する調査研究 2.目的 近年、自動車などの産業においては、生産性の向上、信頼性の確保等のため一定の機能を有するモジュールが一般的に採用されている。しかし我が国の造船・舶用工業の分野においてはモジュール化に対する関心が薄く、ごく一部を除き採用されていないが、欧州や韓国、中国では一部モジュール化も進んでいるとされている。 そこで本事業では、モジュール化について国内外の現状と課題等を調査し、事業化に当たっての検討を行うとともに、内航船をモデルケースとして、機関室全体のモジュール設計を行うことにより、モジュール化が技術的、経済的に有効であることを検証し、モジュール化推進のための提言をまとめ、我が国舶用工業の国際競争力を確保するとともに、信頼性向上、舶用工業の高度化を図ることを目的とする。 3.事業内容 本調査研究は、舶用メーカー、造船所、船主等の参加を得て、平成22年度と平成21年度の2年間で調査するもので、平成22年度では具体的には以下を実施する。 1 舶用機器のモジュール化に関する調査 事業化する場合の、市場性、事業の主体者、モジュール化のコスト、造船所における作業工数の低減、採算性、実現可能性等の検討を行う。 2 内航船機関室モジュール化についての具体的検討 2-1 機関室の配管系統の設計 前年度のモジュールの試作、実船搭載の結果を基に、機関室の最適な配管系統の設計を行う。 2-2 機関室全体のモジュール化設計 前項の配管系統の設計を踏まえ、内航船機関室全体をモジュール化した試設計を行う。 また、現存船の機関室を3CAD化して、試設計の結果と比較検討し、モジュール化の効果を検証する。 |
助成機関 |
|
事業成果物種類 |
報告書
|
事業成果物 |