事業成果物名 |
2012年度 次世代型小型高速操舵装置の技術開発成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
次世代型小型高速操舵装置の技術開発 2.目的 油圧発生装置及び油圧シリンダによる従来の操舵装置では、電動機は常に回転を続けて常時圧油を作り出しており、操舵していない場合でも電力を消費しているため、極めてエネルギー効率の低いシステムとなっている。そこで本開発では、これを電動アクチュエータと油圧シリンダとを一体化したハイブリッド方式とし、操舵していない時にはエネルギーを消費しない高効率で、同時に、小型化、高速化した操舵装置を開発し、操船の安全性や省エネルギー効果の向上に貢献するものである。 3.事業内容 本事業は、平成23年度と24年度の2年計画で行うもので、最終年度の24年度は以下を実施する。 1)製品化の検討 初年度に試作した次世代型小型高速操舵装置の実船搭載に向けた搭載方法、搭載場所及び操作方法に関する具体的な検討を行う。 2)試作装置の改良 製品化の検討結果などを考慮しながら対象船への搭載に向けた試作装置及び関連装置の改造と改良を行う。 3)実船への装置搭載 次世代型小型高速操舵装置を対象船に搭載する造船所、搭載時期などを確認した上で、既存装置との切替え及び安全性を考慮した搭載工事を行う。 搭載後は装置全体の操作性、安全性及び耐久性などを確認するための海上試運転を行う。 4)実船による性能評価 対象船に塔載した次世代型小型高速操舵装置の性能を、実際の航海を通して評価する。その間に電力消費量、騒音、作動環境に関する情報収集を同時に行う。 5)総合評価及び報告書作成 開発成果に関する報告書を作成する。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |