事業成果物名 |
2012年度 2サイクル大形機関搭載船ハイブリッド推進システムの技術開発成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
2サイクル大形機関搭載船ハイブリッド推進システムの技術開発 2.目的 主機とプロペラの間にクラッチを設ければ、必要に応じて主機とプロペラ軸を切り離すことが可能となる。具体的には、NOx三次規制における規制海域で、主機を切り離し、発電機エンジンにより電動でプロペラを回せば、主機に対するNOx低減装置は不要とすることができる。また、主機関故障時には主機とプロペラ軸を切り離し、補助電動機により緊急自力航行も可能となり、更に、この補助電動機を発電機として用いれば、主機関の余剰動力による航行中の船内電力の供給も可能となる。しかし、現状では、こうした大型の主機用の油圧クラッチは技術的に困難であり存在していないため、本開発では、分割型の摩擦部材を開発し、これにより、大形機関用の操作が容易な大容量油圧クラッチを開発することで環境負荷の低減に貢献するものである。 3.事業内容 本事業は、平成23年度と24年度の2年計画で行うもので、最終年度の24年度は以下を実施する。 1)試験装置(クラッチ装置)の製作 設計された試験装置の製作を行う。 2)大容量油圧クラッチ装置の試験 小径セグメントタイプクラッチプレートを組み込んだ試験装置により負荷試験・嵌脱試験を実施し、セグメント固定部の強度確認、嵌入特性、摩擦係数測定等試験を行う。 3)大容量油圧クラッチシリーズの設計 開発されたセグメントタイプクラッチプレートを使用した油圧クラッチを含む大容量油圧クラッチの設計を行い、シリーズ化を完成させる。 4)報告書の作成 上記大径・小径セグメントタイプクラッチプレートの設計・製造結果、セグメントタイプクラッチプレート/クラッチ装置による試験結果及び大容量油圧クラッチシリーズの設計について報告書としてまとめ提出する。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |