事業成果物名 |
平成26年度 船舶の余剰蒸気を利用した高効率3段小型蒸気タービンの技術開発 成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
船舶の余剰蒸気を利用した高効率3段小型蒸気タービンの技術開発 2.目的 20万トンクラスのばら積み船では、船内で使用される雑用蒸気のうち、約1.5 ton/hrが余っており、有効活用されずに捨てられている。この余剰蒸気を活用するにしても、現状の単段タービンでは約40kWの出力しか得ることができない。そこで、タービンを3段にし、更に排気圧力を真空にして高速回転化させることにより、現状の2倍の約80kWの出力を得ることが可能な、高効率3段小型蒸気タービンの開発を行うものである。これにより、省エネ効果の向上に貢献できるものである。 3.事業内容 本事業は、平成25年度と26年度の2年計画で行うもので、最終年度の26年度は以下を実施する。 平成26年度の事業内容 1)高効率3段小型蒸気タービンの製作 平成25年度に確立した蒸気タービンの製作方法に基づき製作した、一体構造の羽根車ディスク板とタービン翼が組み込まれた、高効率3段小型蒸気タービンを製作する。 2)工場試験 製作した高効率3段小型蒸気タービンが、規定の蒸気条件で最大の出力が得られ、実用に供することの調査・検討を行う。蒸気入口圧力0.6MPaG、入口温度飽和に対して、タービン羽根車ディスクを3段、排気圧力-300mmHg、タービン回転数を12,000min-1の条件で各種試験を行い、蒸気消費量1.5ton/hにおいて軸動力が80kW以上であることを確認する。 なお、性能試験中にタービン及び減速機それぞれの軸受温度、振動及び騒音計測も行う。 3)報告書の作成 開発成果に関する報告書を作成する。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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