事業成果物名 |
平成27年度 IMOの国際的規制に対応した小型化を可能とする排ガス浄化システムの技術開発 成果報告書
|
||||||||
団体名 |
|||||||||
事業成果物概要 |
1.事業名
IMOの国際的規制に対応した小型化を可能とする排ガス浄化システムの技術開発 2.目的 一般に船舶は高硫黄燃料を使用している。IMOの排ガス(SOx)規制をクリアするためには低硫黄燃料を使用すれば良いが、低硫黄燃料は高価であり実用的ではない。このため、その代替措置として排ガス浄化装置(スクラバ)が認められているが、現状のスクラバ装置は、構成する機器類が多く、大きなスペースが必要である。そこで、洗浄水を中和するためマグネシウム板を電極材とした電池型アルカリ供給装置を使用したスクラバ(SOx)に係る洗浄水汚濁防止システムに関する商品開発を平成27年度の1年計画で行う。これにより、同装置は従来型と比較して大幅なスペース低減が可能になるものである。 3.事業内容 本事業は、平成27年度の1年計画で行うもので、以下を実施する。 1)EGCS監視制御盤の試作 EGCS(排ガス浄化システム(EGCS: Exhaust Gas Cleaning Systems))の洗浄水循環使用モードの監視制御盤を設計、試作する。 2)陸上試験 EGCSの洗浄水循環使用モードと主機関(単気筒:約1MW)との組合せ試験を実施し、各構成機器の機能・性能を検証する。また、EGCSガイドラインにより求められている性能要件だけではなく、その他の関連規制の強化動向を踏まえた基礎的技術検討を行う。 3)製品化開発 コスト・保守性の観点も踏まえ、陸上試験の結果を基に、以下の機器の製品設計手法を検討する。陸上試験で使用した各機器の改造評価および複数の船種(ex.5万~10万トン級バルクキャリア)を対象としたケーススタディを行い、流体解析等のシミュレーション手法を含む製品設計手法の妥当性を検証する。 ・湿式スクラバの開発 ・Mg電池の開発/改良 ・SO2/CO2計の開発/改良 4)報告書作成 開発成果に関する報告書を作成する。 |
||||||||
助成機関 |
|||||||||
事業成果物種類 |
報告書
|
||||||||
事業成果物 |
|