事業成果物名 |
平成30年度(2018年度) ゲートラダーを使用した省エネ推進システムの技術開発 成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
ゲートラダーを使用した省エネ推進システムの技術開発 2.目的 推進性能と操縦性能が向上するゲートラダーを開発する。通常舵はプロペラ後流中に配置されるため、操縦性能は高いが舵抵抗も大きいという推進上の短所がある。プロペラ両側に2枚の舵板を配置したゲートラダーは、舵抵抗が減り操縦性能も向上するので船舶のGHG削減要求に応える新たな省エネ機器となる。しかし実船のゲートラダーの周囲流場には不明点も多く、模型試験データのみで実用化を進めることが難しいため、実船試験が不可欠である。そこで本事業では実機ゲートラダーを試作して実船試験を行い、水槽試験と実船試験の結果から実機ゲートラダーの有効性、実用性を明らかにする。この成果により省エネ付加物の機能を兼ね備えた世界初の新型舵が誕生し、ゲートラダーは船型計画の自由度向上や実海域に応じた新たな省エネ推進の実現に寄与する。 3.事業内容 本事業は、平成29年度~30年度の2年計画で行うもので、最終年度の30年度は以下を実施した。 平成30年度の事業内容 1)航海記録の収集と同型船との比較 船型と主機が同じで、ラダーシステムだけが異なる2隻を対象船とし、ゲートラダーによる効果の検証を行った。 2)オンボード計測 2018年4月11日~13日にかけて実施されたオンボードでの計測結果および自動計測装置の情報から、推進性能の把握を行った。 3)軸馬力計の取り付けと馬力計による計測 4)操舵時の馬力計測 水槽試験によりゲートラダーは操舵時の抵抗が小さい事が確認されているが、実船でもその影響が現れるかを軸馬力計測により確認した。 5)オフセット舵角の最適化 ゲートラダー両舷のオフセット舵角を変更した際の直進時の軸馬力と船速を計測する事により、推進効率に与える影響を調査した。 6)制御装置のチューニング 船に搭載されているオートパイロットはPID※ 制御方式でヒューマンチューニングによる自動操船となる。オートパイロットの基本的機能は保針と変針であるので、それらを確認した。確認方法は船首方位の過度なヨーイング(方位が振れている状態)や、設定方位からの逸脱、変針時の過度なオーバーシュートを確認した。舵においてはヨーイングや過度な舵角量など、異常な操舵をしていないか確認した。 7)操縦性能の確認 試験対象船と同型船の両船を連続して長期に操船されたキャップテンと機関長からヒアリングを行った。 8)報告書の作成 開発成果に関する報告書を作成した。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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