事業成果物名 |
平成30年度 “高効率・省エネ”ヘビーリフトクレーンの技術開発成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
“高効率・省エネ”ヘビーリフトクレーンの技術開発 2.目的 一般的に150TON以上の荷役能力を持つクレーンをヘビーリフトクレーンと呼び、2016年現在で、ヘビーリフトクレーンが搭載された多目的船・重量物運搬船(以下、重量物運搬船)が約200隻以上運航されている。しかし、ヘビーリフトクレーンの定格能力が発揮される荷役は年に数回行われる程度であり、ほとんどが定格能力以下の一般貨物の荷役が行われている。こうした軽負荷の荷役は重量物の荷役に比較して、速い荷役速度が求められるが、重量物の運搬に特化した従来のヘビーリフトクレーンでは十分に対応できていない。本技術開発では、重量物・一般貨物の何れにおいても高効率・省エネを実現する世界初の油圧システムを持った「日本初の500TONクレーン」を開発する。 3.事業内容 本事業は、平成29年度と30年度の2年計画で行うもので、最終年度の30年度は以下を実施した。 1)クレーン本体の試作 平成29年度の設計・性能試験を基に、ヘビーリフトクレーン(500トン)本体の試作を行った。その結果、高さ18m、ジブ(クレーンの腕)の長さ36mのヘビーリフトクレーンの試作機を完成させた。 2)クレーンの性能評価 試作されたクレーンの性能評価(速度試験、操作性確認)を実施した。 速度試験の目標値と試験結果はそれぞれ次のとおり。500トンの荷重に対して目標値が2.5m/min(主巻)のところ、試験結果は2.60m/min(主巻)。100トンの荷重に対して目標値が5.0m/min(主巻)のところ、試験結果は5.02m/min(主巻)。30トンの荷重に対して目標値が50m/min(補巻)のところ、試験結果は52.00m/min(補巻)となり、何れも目標の速度を達成することができた。 また、俯仰速度の目標値と試験結果はそれぞれ次のとおり。500トンの荷重に対して目標値が100sec(作業半径7m⇔20m移動時)のところ、試験結果は99.7sec、30トンの荷重に対して目標値が230sec(作業半径10.5m⇔40m移動時)のところ、試験結果は230.0secとなり、目標の俯仰速度を達成することができた。 さらに、旋回速度の目標値と試験結果はそれぞれ次のとおり。500トンの荷重に対して目標値が0.2rpmのところ、試験結果は0.20rpm、30トンの荷重に対して目標値0.4rpmのところ、試験結果は0.40rpmとなり、目標の旋回速度を達成することができた。 3)平成30年度報告書作成 実施内容を取りまとめた報告書を作成した。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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