事業成果物名 |
2019年度_内航船の安全性効率性を飛躍的に向上させる先進的な船陸間通信システムの技術開発成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
内航船の安全性効率性を飛躍的に向上させる先進的な船陸間通信システムの技術開発 2.目的 船舶でもIoT技術やビッグデータの活用が進み、無人化船の議論も始まっているが、内航船の分野も例外ではない。例えば、国交省はIoT技術等を活用し内航船の安全性向上や効率的運航の実現を目指す方針(内航未来創造プラン)であり、スマートホンを海難事故防止に活用する計画もある。 ところが、多くの内航船が利用する携帯回線による船陸間データ通信では、携帯の圏外で通信が途絶えるという致命的な問題があり、通信再開作業も船員の負担であるため、IoT技術の活用が進まない。 本事業は、通信が途絶えるとデータを自動的に船内機器に保存し、回線の復旧と共に自動的に通信を再開する「船陸間自動データ通信システム」を開発するものであり、内航船でも安価な船陸間自動データ通信でIoT技術を活用し安全性効率性の飛躍的な向上を可能とする。 3.事業内容 本事業は、2018年度と2019年度の2年計画で行うもので、2年目の2019年度は以下を実施した。 1)実船搭載データ取得装置の設計 2018年度の陸上テストデータ収得装置のテスト結果を踏まえて、実船搭載用として、データ取得装置のシステム設計、配線図、盤製作図及びPLCのプログラムの設計を行った。 2)実船搭載するデータ取得装置の製作 1)で設計した設計図を基に、実船搭載データ取得装置を製作した。 3)実船搭載する自動データ転送装置の設計 2018年度の陸上テスト自動データ転送装置のテスト結果を踏まえて、実船搭載用の自動データ転送装置のシステム設計、配線図、盤製作図及びPLCのプログラムの設計を行った。 4)実船搭載自動データ転送装置の製作 3)で設計した設計図を基に、実船搭載自動データ転送装置を製作した。 5)実船搭載データ取得装置と実船搭載自動データ転送装置の実船搭載試験 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、予定していた実船への試作機搭載はできなくなり、実船試験と同等の陸上による実証試験を行った。 実船搭載データ取得装置は、2018年度の陸上試験で使用したセンサーで確認運転した後に実証試験を実施した。 実船搭載自動データ転送装置は、2018年度の陸上試験で使用した疑似データを使用してクラウドに転送し、クラウドの収録されたデータと疑似データが同一であるかを検証した。更に、回線の切断を模擬するために、携帯モバイル回線を強制的に停止・接続を行い、データが復旧されているかを確認した後に実証試験を実施した。 実船搭載データ取得装置と実船搭載自動データ転送装置の実船試験と同等の陸上による実証試験を行い、有効性を確認し、実用化が可能であることを実証した。 6)報告書作成 実施内容を取りまとめた報告書を作成した。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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