事業成果物名 |
2021年度_JSMEA_IoT無線振動・温度センサ及び機器状態監視診断システムの技術開発成果報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
IoT無線振動・温度センサ及び機器状態監視診断システムの技術開発 2.目的 日本では2025年をターゲットに無人運航船に係わる様々な検討が急速に進んでおり、この実現に向け、各種船内機器の健全性を確保するための異常診断と故障予知に関する開発が急務になっている。 そこで、従来機関士がタッチングで行っていた機器の異常把握を、センシング技術を活用した監視診断システムに代替させるための技術開発を実施する。本開発では、設置が容易なIoT無線振動・温度センサと、複数台のセンサデータの受信が可能で、ベテラン機関士の異常把握のノウハウを盛り込んだ受信機を開発し、あらゆる船内機器の振動と温度による状態監視を可能にする。このシステムの開発は、無人運航船の実現に必要不可欠であると共に、舶用以外にも幅広く展開が可能である。 3.事業内容 本事業は、2020年度と2021年度の2年計画で行うもので、2年目の2021年度は以下を実施した。 (1)IoT無線振動・温度センサ及び機器状態監視診断システムの調査 初年度の成果と新たに生まれた課題を整理し、性能や機能について再検討した。 (2)IoT無線振動・温度センサ及び状態監視診断システムの商用設計/試作 1)IoT無線振動・温度センサの設計 初年度に開発した技術検証用の試作品を元に、調査で導き出した商品仕様を実現するための商用試作品 の設計を行った。 2)IoT無線振動・温度センサの試作 商用試作品の設計に基づき、製品の試作を行う。センサは耐久試験等の試験に用いるだけでなく、実船 調査にも利用するため40個を試作した。 3)機器状態監視診断システム/コントローラの設計 初年度に開発した技術検証用の試作品を元に、調査で導き出した商品仕様を実現するための商用試作品 の設計を行った。 なお、2021年度は同時接続数を20センサ以上とし、システムはDC24Vで駆動するよう設計し た。 4)機器状態監視診断システム/コントローラの試作 商用試作品の設計に基づき、製品の試作を行う。コントローラは耐久試験等の試験に用いるだけでな く、実船調査にも利用するため3個を試作した。 (3)実船調査 試作したIoT無線振動・温度センサと機器状態監視診断システム/コントローラを就航船に搭載し、実運用を行い評価した。 (4)船級試験対応 製品の船級試験に必要な予備試験(環境試験、振動試験、EMC試験)を行った。 (5)報告書作成 実施内容を取りまとめた報告書を作成した。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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