情報の８割が“眼”から得られるといわれ、視覚障がい者は“情報障がい者”ともいわれます。　（※この“情報”とは、健常者（晴眼者）であれば日常当たり前のように得られている景色や人の動き・音声・文字などを含めたあらゆる情報を指します。）
　重度の視覚障がいとなれば、通常「手で触れられない“景色”のようなもの」、「触っても判断できない“色”など」の把握が難しくなります。また、印刷物の文字などもそのままでは読めませんので、周りのサポートは不可欠となります。
　一般的に、「視覚障がい者は点字が読める」と思われがちですが、利用者は1割程度といわれています。最近では、パソコン・携帯電話・スマートフォンなどが“音声”で使え、E-Mail送受信・WEB閲覧・文書作成・OCR化などの重要な情報ツールとなってきました。そして今、求められるサポートも変わってきています。
　これに至る平成16年、視覚障がい者に利用できる文字情報の必要性を感じている当事者を中心とした同志数名が集まり、情報アクセスのあり方を改善することを目的にグループが発足、平成17年に当法人が設立されました。
■これまでの活動：
　・視覚障がい者の現状・要望アンケート
　・視覚障がい者向けテキストデータ編集ボランティア養成講座
　・音声携帯電話活用セミナー
　・視覚障がい者に利用できる企業サービス紹介
　・視覚障がい者向け文字データ化サービス
　・日常生活用品文字情報サービス
情報障がい：　視覚障がいのみならず、聴覚障がい、読字障がい、高齢者ほか、「通常の形態では情報入手を困難とする方々」。

　パソコンや携帯電話・スマートフォンが音声で使えるようになり、視覚障がい者の就労・生活環境は変化してきました。平成25年現在、ハード面では一定の充実が図られつつありますが、印刷物などのアクセスできない情報もまだまだ数多くあります。
　当団体では、現在「ＷＥＢを中心とした情報アクセシビリティ」に取り組み、視覚障がいをはじめ“文字が読めない・読みにくい方”の日常生活向上を目指した活動を行っています。
　1.視覚障がい者個人対応文字データ化サービス　http://www.wistariabook.jp/textservices/outline.html
　2.日常生活用品パッケージ情報提供(商品パッケージ情報)　http://wistariabook.net/text_info_list#text_info_menu

　「眼が見えなければできない？」　そんなことばかりでもありません。視覚障がいの状況は人によって様々です。晴眼者が考えることと、実際の状況とは違うことが多いのです。「自力で行えるようにするための的確な情報を提供する」ことができれば、見えない中でも考えが前向きになり楽しみも増え、豊かな生活へと変わるものです。
　当団体では、「視覚障がい者の身近な日常生活を支えるため、WEBによる様々な情報提供」を進めていきます。

就労移行支援事業所・・・データ入力ボランティア

無

2名

0名

1名

 

 

 

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